足ツボの有用性

身体、特に内臓に不調をきたしているときに、足の裏の特定の個所を押すとすっごい痛いらしく、

「足ツボ」と称されていますね。


テレビでも、足ツボを押されてすごく痛そうなリアクションをしているのをよく見ますが、実際のところ「足ツボ」とは一体何なんでしょうか。


今回は、そんな「足ツボ」という考えについてお話させていただきます。

 


俗に言われる「足ツボ」ですが、療法としては「反射療法」または「リフレクソロジー」の一つに入ります。


足の裏や手の平の特定部位を押すことで、臓器などの身体内部の特定部位に変化を起こしたり、逆に身体内部の変調を診る、という考えに基づいています。


*「リフレ」と言うと、「JKリフレ」のようにグレーゾーンの児童回春として問題視されるイメージがありますが、もともとは上記の意味の「リフレクソロジー」から来ています。日本だと、このようなサービス業によるネガティブイメージがすぐに着いてしまいますが、それについてはまた後日お話します。

 

 

足ツボ自体は、東洋医学を源流とする経絡経穴思想に由来します。


リフレクソロジーという分野は、アメリカでの研究を源流としています。


このため、厳密には足ツボとリフレクソロジーは異なるものですが、日本ではほとんど同じでまとめて「足ツボ」と捉えられています。

 

足ツボは、民間療法から端を発したもので、長い年月の中で経験的に「ここを押せば内部のここに効く」という知識を得たものです。


このため、科学的根拠に乏しく、現代でも足ツボの位置と臓器との関係については明確に示されていません。


しかしながら、WHO(世界保健機構)では全身のツボとして約360箇所も認定されています。これらは、「医学的に効果がある」と認められているものです。


このような民間療法から始まって、世界に認められているものとしては、他にも「生薬」などがありますね。

 

一応、考えられている作用機序としては、


1, ツボを押すことで、ツボ付近の自律神経が刺激される。


2, 脳へと刺激が伝わる


3, 刺激の種類によって、各臓器や血流などへ自律神経が働きかける


という流れが考えられています。

 

 

普段の生活でも、ツボ押しというのは効果的だそうです。


足裏はなかなか押すタイミングがなさそうですが、手の甲や手の平なら気軽にできそうです。


主に血流促進による疲労回復を目的としていそうですし、行ってみるとよいと思います。

【専門家に聞いた】そもそも「ツボ」って何?いったいどんな効果があるの? - マイカラット