アンガス種と赤身肉

先ほどセブンイレブンに行ったところ、

牛丼やカレーなどいくつかの商品に

(アンガス種牛肉使用)

という表記がありました。

 

ついでに他の商品も見たところ、

ほとんどの牛肉使用商品についてこの表記がありました。

 

国産牛や和牛ではなく

「米国産黒毛牛アンガス種」を使用していることを

 

わざわざ表記する理由

は何なのだろうと思って、アンガス種について調べてみました。

牛カルビ焼き - セブン-イレブン~近くて便利~

 

 

まずこの

アンガス

という名称ですが、

 

正式には「アバディーン・アンガス」という牛の品種です。

 

スコットランド東部のアバディーンシャイア、およびアンガス両州を原産地としていることが由来です。

 

13世紀には既に存在していたそうで、なかなか歴史が古いんですね。

 

 

 
現在では、

カナダや米国を中心に、世界各地で広く飼育され、

また同じくらい世界各地で食されています。

 

上記のセブンイレブンでは米国産を使用していますが、

日本国内でも飼育されており、北海道・岩手・青森などで1500頭ほどいるそうです。

 


このアンガス種のウシとしての特徴としては、

単色

無角

です。

 

さらに他の品種に比べ

小型

短足

というコンパクトな体型です。

このため、飼育しやすいです。

 

そして

環境適応性が高い

自然交尾を行う

繁殖力が高い

という特長を有します。

 

このように良いこと尽くめな品種のため、世界各地での飼育を可能にしています。

畜産牛として大変優れた品種であることが分かります。

 

西洋牛の中では、最も肉質の良い肉牛の代表的品種とされています。

わざわざ表記していたのは、このような実績があるからと考えられます。

 

 

そんなアンガス種の気になる肉質ですが、やはり欧米志向とあって

「赤身」

というかんじです。

 

サシの入った、やわらかさくちどけを売りとした

和牛ブランド牛

から、うってかわってやってきた

近年の

塊みたいなステーキローストビーフなどの

「ステーキブーム」「赤身肉ブーム」

がこのアンガス種の人気を後押ししています。

 

 

レア焼きのステーキ厚切りのローストビーフなどで、

力強い赤身の食感と肉汁

を味わえば、

和牛の優しい味わいとはまた違った肉の美味しさが堪能できます。

 

 

赤身というと、

筋張っていてパサパサしている、という(古い)イメージがありますが、

 

アンガス種では

飼料に牧草の他に大量の穀物飼料を用いることで、肉質をやわらかくしており、

日本人にちょうど良く、様々な料理に合う適度な噛み応えを実現しているそうです。

 


高タンパク低脂肪なことからローカロリーで栄養分を摂取でき、

満足度も高いとしてダイエット中の女性などに人気だそうです。

 

牛肉というとどうしても和牛のいいやつをイメージしますが、

赤身の塊肉を豪快に食べるのもまたよさそうですね。

 

 

ちなみに、アンガス種の話から外れますが、

 

京都の四条付近でも、ご多分に漏れず

赤身肉をがっつり食べる

という店はいくつかあります。

 

河原町通り東側には、

「いきなり!ステーキ」の目立つ看板が見えます。

気軽さから、幅広いシーンで利用されています。

安いけど安っぽさを感じにくいのも良い点だと思います。

ikinaristeak.com

 

木屋町にもいくつかいいお店があり、その中では

「ゴッチーズビーフ (Gottie'sBEEF) 」が私的に気に入っています。

赤身肉以外のアラカルトも豊富で、カプレーゼはおすすめの一品です。

予約しないと入れない日もあるので気をつけましょう。

gotties-beef-shijokiyamachi.com

 

四条通に面したところでは、

「ステーキハウス が有名処でしょうか。

熟成肉専門店で、独特のうま味を存分に感じられます。

大阪にも結構たくさん店舗があります。

sp-shijokawaramachi | 熟成肉の听(ポンド)|TSコーポレーション

 

(かなりメジャーなお店ばかりの紹介で、通の人には役に立たなそうな情報ですが、)

何かのきっかけになれば幸いだと思います。

 

他にもステーキバルなど多数あるので、

そんな「京都らしさ」(?)良いのではないかなと思います。