流行遅れでしょうが、最近テレビや店にて「スモア」という言葉を耳にします。
デザートの一つで、原型としては
「焼きマシュマロとチョコレートをグラハム(全粒粉)クラッカーで挟んだもの」
です。
今回はこのスモアについて少しお話させていただきます。
まずこの「スモア」の発祥ですが、
アメリカやカナダなどの北米圏で、
ボーイスカウトなどのキャンプのレクリエーション
にてよく親しまれたことが起源とされています。
キャンプファイヤーで串に刺したマシュマロを焼き、
溶け始めたらグラハムクラッカーに挟んで串を抜く。
このときクラッカーにチョコレートを乗せておくことで、
焼きマシュマロによってチョコレートが程よく溶ける。
こんな作成工程も、このデザートの楽しさの一つでしょう。
次にスモアという名前の由来ですが、
子供が食べた後に
Give me some more !!
と言っておかわりをねだるほど美味しいことから、
「some more」を省略して「s'more」(=スモア)となったそうです。
個人的には(齢のせいもあってか)、これまで焼きマシュマロは、
甘ったるい上、食感がほとんどなく歯に引っ付く
といった印象しかありませんでした。
このように
クラッカーとチョコで挟むことで、
食感と甘さがちょうどよくなり、食べやすさ・軽さなどが向上しました。
日本においては、
このスモアを
タルトに焼きマシュマロとチョコレートを乗せた
オシャレなデザートにしたものが、
羽田・成田空港にて「焼マシュマロ・タルト スモア」
として販売されています。
焼きマシュマロ・タルト スモア|Roasted Marshmallow S'MORE
また、先日行った四条木屋町のとあるお店では、
「アイススモア」というものがありました。
これは、アイスクリームが入ったマシュマロの表面を焼いてあぶったもので、
原型とは少し異なりますが、熱さと冷たさを両立した面白いデザートだと思いました。