アジとシマアジ

先ほど鮨屋に行ったところ、季節のブリやフグやアンコウに加えて、冬にも関わらず「シマアジ」を勧めていました。大型成魚での旬は夏から秋なので、養殖か小型のものを仕入れたのだと思いますが、やはり美味しかったのでよかったです。
「アジ」と「シマアジ」がどう違うのか、ということを隣の席の夫婦が話していたので、本日はそれについて書かせていただきます。

生物学的分類では、どちらもスズキ目アジ科で、アジはアジ属、シマアジシマアジ属です。
このように書くと何が違うのか、となりますが、そもそもブリもアジ科の魚(アジ科ブリ属)で、実際シマアジの食感はアジよりもブリに近いかんじです。
また、シマアジはアジ科の中でも最高級とされています。冬でも勧められていたら頼んでみて損はないと思います。
お寿司屋さん等で見かけたときは、名前は似ていますが、シマアジとアジは別物と考えましょう。
アジ属には他にも、なめろうに適しているメアジや、安い割にとても美味しいオキアジなど、魅力的な魚が多いです。
ちなみに、造りと言えば赤身(マグロ)が挙がりますが、マグロはサバ科です。