ジェルボール

今現在我が家では洗濯用洗剤として、アリエールのジェルボール3D部屋干し用を使用しています。使用理由としては、粉末や液体のように量の調節をせずに投入するだけという利便性を重視したためです。複数の成分が別々に封入されており、洗濯開始時の水分にコーティングが溶解することで、それぞれの成分が効能を発揮する、ということを「3D」と表現しているこの商品ですが、メリットデメリットそれぞれありそうなので、ここで一部提示させていただきます。

まずメリットですが、
・手軽さ:洗濯衣類の投入前に、洗濯機に一個(量が多ければ二個)入れるだけ
・洗浄力:上記のような技術によって、成分のパフォーマンスを向上
あたりが考えられます。

一方考えられるデメリットですが、
・コスパ:商品単価が高く、少量の洗濯では無駄があるため、良くはない
・耐性:耐熱性は上限35℃ほどで低く、夏場には内用液の漏出に注意する必要がある・また水で濡れるとコーティングが溶けるので、使用時に多少注意を要する
・誤飲事故:見た目がカラフルなので、小児の誤飲事故が懸念される
などが挙げられます。

粉末や液体の洗剤の場合、朝の忙しい時間に洗濯する量に応じて洗剤量を調節する、というのは結構面倒くさいです。寝起きなことも相まって、毎回「大体こんなもん」でやっていました。
それならば、定量をそのまま入れるのと大して変わらないので、洗濯量が多い場合なら、ジェルボール使用による無駄はさしてないと考えられます。洗濯量が多い家族や、数日分貯めてまとめて洗濯する人なら、よさそうですね。
コスパに関してですが、粉末や液体洗剤と比較すると、一回約5円ほど高いことにはなります。利便性と料金との兼ね合いですので、各人で検討すればよいことですが、こう見るとさして高額ではないように感じられます。

また、同じP&Gのボールドシリーズから出されているジェルボールも、アリエールと成分に関しては同じものを用いているそうです。それぞれ違うアピールポイントを主張しているので、各成分の微妙な含有量に違いがあるのでしょうか。

洗濯用洗剤は、香りの有無や種類・柔軟剤配合かどうかなど各人によって様々にこだわりや好みがあることと思われます。
ジェルボールはその中で、利便性や洗浄効果を優先したい人・一度の洗濯量が多い人向けと考えられるでしょう。実際、アリエールでは香りはあまり強くなく、柔軟剤も配合されていないので多少ゴワゴワ(するらしい)です。
日々多忙な皆さんは、一度使ってみると他は使えなくなるかもしれませんね。

 

部屋干しでは、日光照射や空気の循環などが外干しよりも上手くいかないので、結果として太陽光による殺菌ができず、水分も留まり続けるので雑菌の繁殖率も高くなります。
部屋干し用の洗剤は、これらに対抗するため、洗濯後に繁殖するであろう雑菌に対する除菌成分を含んでいます。
このため、同じ衣類を部屋干し用とそうでないものとで洗濯した場合、洗濯後に放置したときの雑菌数に差が出ます(部屋干し用使用の方が少ない)。